スーパーファミコン(SFC)のファイナルファイト タフは良作だが初代を越えられなかった
カプコンから発売されたファイナルファイト・タフはストーリーはシリアスな展開でなかなかいい
ハガー達の活躍によりマッドギアは壊滅、
メトロシティも一見すると平和になったかのように見えた。
しかし、マッドギアほどの大規模な組織は無くなったが、
逆に小規模な組織を統率する存在が亡くなった事で、次第に街が乱れ始める。
その中でも、ここ最近になって急速に力を付けてきたマッドギアの元下部組織
「スカルクロス」の存在は再び市民を不安と恐怖に陥れるのであった。
そして、修行の旅に出るため、長年ハガーの元から離れていたガイが
メトロシティに戻ってきた。
2人が話をしている最中、ハガーの元に訪れた女性刑事
ルシアから留置所が謎の集団による襲撃を受けている事をハガー達に伝えた。
ハガーとガイの2人はルシアと共に急ぎ留置所に向かおうとするが、
そんな3人の元にディーンと名乗る青年が現れ、「ヤツらのところまで案内する」と
同行を申し出る。
このディーンは一体何者なのか?
この事件を発端に、スカルクロスとの新たな闘いが始まる。
これがファイナルファイト・タフである。
前作ファイナルファイト2(スーファミ)から2人同時プレイができるようになったが今作も二人同時プレイ可能である
ベルトスクロールアクションのファイナルファイトシリーズでは
最後の作品。
ハガーとガイの他に特殊犯罪課のルシア、そして謎の青年のディーンの
4人から選ぶ事ができます。
スカルクロスに異常なまでの復讐心を燃やす謎の青年ディーン
スカルクロスからの勧誘話を断ったときに、家族の命を奪われたから
彼はスカルクロスに対して異常なまでの復讐心を抱いでいる。
またこのセリフのシーンの時のBGMもいいんだよね!
今作から新しい操作システムが追加された
方向キーを2回入れることでダッシュ移動ができるようになり
ダッシュ攻撃が可能になった。
また、各キャラクターにはコマンド技があってコマンドを入力することで
特定のコマンド技を出す事ができる。
そして、掴み攻撃についてだがこれまでは真正面で掴むのみだったが
今作ファイナルファイト・タフからは背後からの掴み攻撃もできるようになった。
さらにメガクラッシュの強化バーションのスーパーメガクラッシュが追加された。
これは画面下のスーパーメガクラシュゲージが最大になると「SUPER」という
文字が表記されスーパーメガクラッシュを発動する事ができるようになります。
各キャラクターの特徴について
ハガーはファイナルファイトシリーズ皆勤賞でご存知パワー型のキャラクターです。
ガイは力はあまりないがスピードが速く連続攻撃に長けているキャラクターです。
新キャラクターについて
ディーンはハガーよりパワーは劣るものの掴み攻撃が得意なキャラクターで
最初このゲームを買ってプレイした時はコーディー的な位置付けかな?と思ったの
ですがちょっと違うみたいです。でも、なかなか扱いやすいキャラクターです。
最後にルシアですがスピードとパワーもそこそこありこちらも操作しやすいキャラ
かな?っと思っていたらリーチが短くコマンド技もちょっと入力しにくいため
少しクセのあるキャラクターかなって感じですね。
まとめ
前作ファイナルファイト2の問題点とも思えた攻撃力の低さが
(敵キャラにダメージを与えた時のゲージの減りが少ない)
が改善されており、さらに敵の攻撃力が少し下がっているので
ファイナルファイト2より更に遊びやすくなっている。
また、AUTO2Pモードがあってコンピューターをパートナーにして
模擬的な2人プレイができるようになった点も評価できます。
ただ、残念な点もありパンチハメ攻撃が事実上できなくなりました。
そして何よりもやはり初代ファイナルファイトを越えられなかったという事が
言えます。爽快感が全然違うんですよね。
結論としてファイナル ファイトタフは良作ではあるけど名作にはなれなかった
作品だと言っても過言ではないでしょう。
しかし、ゲームシステムの改善や新しい追加要素等を見ると十分楽しめる
内容なのでベルトスクロールアクションゲームのファンならおすすめします。