最新ゲームからレトロゲームまで私的ゲームレビュー

PS4等の最新ゲームからファミコン等のレトロゲームまで幅広くゲームレビューをしています

PS2の和風ホラーアクションアドベンチャーの零 zeroは名作中の名作

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失踪した兄、雛咲真冬(ひなさきまふゆ)を探すために妹の雛咲深紅(ひなさき みく)が呪われた屋敷「氷室邸」で射影機を武器に屋敷で起きた事件の真相を解明していく物語

日本を舞台として登場人物等も和で統一されている本格和風ホラーで

バイオハザードがゾンビなら零(zero)は怨霊(幽霊)で

射影機というカメラで怨霊を撮影して撃退するシステムが特徴です。

ステージは序章を含めて第一夜から最終話の計5つのチャプターに別れており

各章によって出現する怨霊やアイテムの配置が変わっていたりします。

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敵が幽霊なのでゾンビとはまた違った怖さがある

 射影機を使って怨霊を撃退するのですが、射影機を使うにはフィルムが

必要になってきます。最弱の一四式フィルムから三七式→七四式→九〇式という

ふうに強くなっていきます。私は探索ホラー系のゲームをやっていると

どうしてもボス戦に備えて強いフィルムを温存しておいて雑魚敵には

できるだけ弱いフィルムで戦っていました。

また、一四式フィルムに限っては所持数が一定数以下だと

何回でも無限に補充できるのでこれをよく利用してストーリーを

進めていました。

 

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随所にちりばめられたおどろおどろしい和の恐怖

プレイステーション2の初代の零も含めて零シリーズが現在でも

名作や良作と言われるのは

やはり徹底した和のビジュアルと射影機で零を倒すという設定だと思います。

惨劇の舞台となる日本家屋の氷室邸は迷路のような構造になっており

日本人形(市松人形)や古井戸(貞子が出てきそうな雰囲気)

それに揺れるしめなわや、歩くときしむ床板等、細部まで丁寧に

作り込まれており「この通路の先で何かが起こるんじゃないか・・・?」という

不安を掻き立てられます。

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忘れてはいけない怖いBGMについて

おどろおどろしいBGMだけど、だからと言って前面に出すぎる事もなく

怨霊との戦闘になった時はBGMが変わり怨霊のうめき声「たすけてくれぇ・・・」

「どうして・・・」等が、また一段と緊張感を高めてくれるのです。

ホラーゲームの中でも特にこの零はヘッドホンをつけて遊ぶと

数倍の怖さを味わえます( ̄ー ̄)ニヤリ

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 儀式そのものがエグイというかヤバイ!

本作に登場する儀式は実在したら本当にヤバイ内容なので

(目隠し鬼や裂き縄って儀式の名前からしてもうヤバそうな感じがしますからね)

色々と書きたいところですがストーリーの核心部分に当たるネタバレにも

つながるので詳細は書きませんが、儀式が失敗して氷室邸が呪われたとだけ

書いておきましょう。

まとめ

最後に世界観が完成されていて和風ホラーゲームの確固たる地位を築き

名作へとのぼりつめた作品。

怖いけど続きが気になるというストーリーやゲームシステムが素晴らしい出来で

とてもシリーズの一作目とは思えないほどの完成度の高さを誇る。

それだけ怖くて面白いゲームだったので

私はこのゲームのリメイクを期待しています。

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零~zero~ PlayStation 2 the Best

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