逆転裁判4は黒歴史と言われがちだが決して駄作(クソゲー)という訳ではない
「新章開廷」で主人公を成歩堂龍一(ナルホドくん)から新人弁護士の王泥喜法介(オドロキくん)に交代した。
新要素として裁判員制度が取り入れられたのは良かったが
上記の画像を見てもある程度分かるように法曹界を追放され堕落した姿の
ナルホドくんが登場する。つまり前作までのキャラクター像を壊したと言っても
いいでしょう。
後に発売された逆転裁判5や逆転裁判6のおかげで(ナルホドくんが弁護士に復活)
逆転裁判4は救われたのかもしれません。
主人公の王泥喜法介(オドロキくん)について
第1話は法廷デビューとなる新米弁護士で期待の新しい主人公です。
公式設定では「熱い性格」となっているのですが
旧作を遊んだ私は「ナルホドくんの方が熱い性格をしてないか?」
と今でも思っています。オドロキくんの言動の空回りというか
熱さが感じられないというかシナリオの構成上そういうふうになってしまったのかは
分かりませんが、熱さを感じたのはある場面にて
ナルホドくんを殴った時ぐらいですかね。
また、パートナーの成歩堂みぬきやライバル検事の牙琉響也からも終始
なめられていて対等に見ているとはとても言い難いです。
また依頼人ですらオドロキくんの事を信頼してくれる人がほぼいないという設定も
シリーズファンから不評を買ったのではないでしょうか。
オドロキくんのパートナーである成歩堂みぬきについて
成歩堂龍一(なるほどくん)の娘(養女)
なんというか基本的にオドロキくんの事をあまり信用していないように
感じました。前作までのナルホドくんのパートナーだった綾里真宵(マヨイ)
もナルホド君を小馬鹿にする場面はありましたがナルホド君を強く信頼しているから
であってみぬきとは違います。
一見明るく見える彼女だがかなり腹黒い性格をしているのではと思う
言動やシーンもありました。
そういった点からみぬきに対するキャラクターとしての評価が低いのは
結果的に仕方ないのかと思います。
ライバル検事の牙琉響也について
検事なのだがロックバンドのガリューウェーブのボーカルも務める。
まず法廷で何度もつまるオドロキくんをフォローする言動が非常に多く
さらにオドロキくんの特殊能力でもある「みぬく」で証人に対して
言いがかりをつけても反論をせずそのまま進めてしまうサービスっぷりの
精神に検事としてどうなのよ?と思ってしまった人は私だけではないはずです。
またバンドのライブを優先する言動もあるので
本業はライブで検事は副業とすらさえ思えてきます。
ゲームシステムの新しい要素でもある「みぬく」について
ゆさぶるの強化版と言えます。
証言中のクセを見つけ出すオドロキくんの能力で
例「あなたは・・・・・ある証言をするとき、かならず左手で○○をさわる」等。
ただ、よくよく考えてみるととんでもないいいがかりではあるが
基本的にこの「みぬく」のシステムは気に入っています。
まとめ
後半に登場するラミロアの存在についてやや説明不足な点も含めて
残念な点はいくつかありますが
裁判員制度を取り入れたり、最終話の演出等は特に気に入っています。
またBGMの「追及」もクオリティが高く非常に素晴らしいです。
それだけに非常にもったいない作品だと言っても過言ではないでしょう。
ゲームそのものの出来は決して悪くないのですから。
最後に
プレイスーテション4(PS4)でも発売してほしいところです。
逆転裁判123 成歩堂セレクションがPS4とswitchで発売されたので
逆転裁判456 なんてものが発売されたら私の場合は即買いですよ!
ここまで辛口なレビューも含めて色々書きましたが
逆転裁判4はなんだかんだ言っても面白いです!