ファミコン(FC)のスウィートホームは後のホラーゲームに影響を与えた名作
1980年代に公開された同名のホラー映画を原作にしたホラーゲーム
悪霊や怪物の巣窟である屋敷(間宮邸)に閉じ込められた5人のテレビ取材班で
パーティーを編成して屋敷から脱出することが最終目的です。
プレイヤーキャラクターは映画と同じで
ディレクターの星野和夫、プロデューサーの早川秋子、カメラマンの田口亮、
レポーターのアスカ、和夫の娘エミの5人です。
各キャラクターには固有のアイテムを所持しており、固有アイテムを使って
進めていきます。
武器防具屋・道具屋、宿屋といった施設の類は存在しない!
武器やアイテム類は全て現地調達しなければならないので
探索は慎重に!
体力やこころの力を回復する為にはくすりびんが必要になるのだが
くすりびん有限なのでよく考えて使わないと終盤で底を尽き
詰んでしまうということも十分ありえるので注意しなければなりません。
こころのちからとは一般的なRPGの魔法と考えてもらっていいでしょう。
間宮邸には死にかけている生存者からヒント等の情報を聞くことができる
私にとって半身男はトラウマですねw
映画ではカメラマンの田口(古舘伊知郎)の下半身が溶かされて
うごめいている姿は今思い出しても怖い...
とにかく死なない為にもパーティを組み、出来る限り
単独での行動は控えるべきです。
このゲームはパーティーの定員は3名までとなっており
3人パーティと2人パーティーに別れて探索する事が基本になってきます。
そして戦闘の時に「よぶ」コマンドで他のパーティーを呼んで
合流させれば5人で戦うことができるので、戦闘はいつも
5人で戦っていました。
単独行動をすると...
ホラーRPGであるスウィートホームでは他のよくあるRPGのように死んでも
復活するなんて事はありません。
つまり誰かが死ぬと難易度がはね上がると言っていいでしょう。
しかし場合によっては単独行動の方が良い場合もあるので
終盤になれば蟻地獄等のトラップがあるので3人とも死亡するなんてことも
十分ありえます)
時と場合によっては慎重かつ大胆に行動しなければならない時もあります。
しかも死んだキャラクターが死体となって残る事や
扉を開けるシーンではギィィ~というSE(効果音)の演出など
凝っているなと感心させられます。
BGMの質が高い
ファミリーコンピューター(FC)の内臓音源ながら場面にあった
ホラーを前面に出したBGMが使用されており非常にクオリティが
高いのもこのゲームの特徴の一つです。
とにかく怖いBGMが非常に多いです。
ラスボスの間宮夫人との戦闘はダメージを与え続けて倒すようなガチバトルという訳ではない
間宮夫人に一定のダメージを与えてたらあるアイテムを使用して説得してくという
流れです。
それからこころのちからもあるタイミングで使わなければなりませんので
ラストバトルはイベント的な戦闘ですね。
まとめ
このゲームは生存者の人数によって内容が変わるマルチエンディングを採用
しています。
ただ、ハッピーエンドであるはずの全員生存(5人生存)エンディングが
後味の悪いものでした。
ホラーRPGとしては完成度の高いゲームなのでリメイクを望んで人も
多い事でしょう。(私もその中の一人です)
しかし原作映画が権利問題を抱えていて、ややこしい事からリメイクはおそらく
不可能だということから非常に惜しいゲームです。
最新のグラフィックでスウィートホームのリメイクがやりたかった!
※山村さんの存在は忘れません。トラウマという意味でもw