PSの名作 クロックタワー2は前作から大幅にパワーアップした作品である
スーパーファミコン(SFC)で発売されたクロックタワーの続編でキャッチコピーは生存確率1/10000の恐怖
ハードがプレイステーション(PS)に移ったことでグラフィックやサウンド、
演出面において格段にパワーアップしたと言えます。
おおまかなストーリー
前作のクロックタワーから1年後、バロウズ邸で発生した猟奇殺人事件は
クロックタワー事件と呼ばれ、事件の生存者であるジェニファーが証言する
巨大なハサミを持った殺人鬼をマスコミはシザーマンと名付けられ
若者達の間では恐怖のシンボルとしてとりざたされていた。
そんなある日、ジェニファーがバロウズ邸で葬ったはずのシザーマンが再び
現れて恐怖が訪れた...
ゲームシステムについて
カーソルによる操作方法は前作とほとんど同じである。
(クリックポイントでボタンを押す事で調べたりシザーマンに追われている
逃走状態の時に隠れることができるポイントや撃退ポイント等)
体力については3段階になっており体力の減少条件は
パニック状態回避のみで減少した体力は通常状態時に時間経過で回復するように
なりました。前作と違う点は疲労の概念がなくなりダッシュしても
体力が減少しなくなりました。
シザーマンについて
クロックタワー2のシザーマンはマスクをつけて
そしてコートを着込んで巨大なハサミでシャキンシャキンと音を立てながら
無言で殺しにやってきます。
神出鬼没で特定のクリックポイントを調べるといきなり出現したり
なかには笑ってしまいそうな登場の仕方もあるので
前作に負けず劣らずと言ったところでしょう。
また、クロックタワー2ではシザーマン(ハサミ男)がリアルタイムで
追ってくるようになり前作でシザーマンが入ってこない安全地帯がなくなりました。
そのためじっとしているとすぐに追い詰められるので緊張感が前作以上に
増したと言えます。
全3章のシナリオで意外と短い?
インターミッションで色んなキャラクターと会話をしてフラグを立てて
シナリオ本編に進むのですが(インターミッションは日中明るいので
シザーマンは出現しません)
私はインターミッションの段階でシザーマンの正体が誰なのか
なんとなくですがすぐに分かりました。
それは前作のあるイベントシーンがヒントになりました。
いや、そもそも前作のバロウズ邸の生存者はジェニファー1人だったのでは?
っと考えればおのずと答えはでます。( ̄ー ̄)ニヤリ
ちなみにジェニファー編で5種類、ヘレン編で5種類の合計10種類の
マルチエンディング方式で全部を見る為には後味の悪いBAD ENDも
見なくてはなりません。
まとめ
洋画のホラー的な雰囲気とローポリゴンとはいえ3D化によって
映画的演出がうまく引き出せています。
また、シザーマンのインパクトやサウンド等も含めて初代プレステの
ホラーゲームの代表作になったと言えます。