ドラゴンクエスト3 そして伝説へ... は社会ブームを巻き起こした名作中の名作である
ロト伝説3部作の完結編にあたるドラゴンクエストⅢ
リメイクのスーパーファミコン版(SFC)についてレビューしていきます。
主人公(勇者)は勇者オルテガの息子として世界を支配しようとする
魔王バラモスを倒すために旅立ちます。
ローレシアの王子、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女といったぐあいに
個性を持った固定キャラクターであったのに対して
ドラクエ3(DQ3)では名前や職業、性別を自分で決めたキャラクターを
パーティーに入れて冒険することができるようになったのが
最大の魅力と言ってもいいでしょう。
私の場合、主人公の勇者に攻撃力が高くて素早く会心の一撃が出やすい武道家、
それに回復役としてほぼパーティーに必要不可欠な僧侶に
魔法で攻撃する魔法使いというパーティー構成でした。
当時、遊び人って絶対ネタキャラだろって思ってた時期がありましたが
まさかダーマ神殿で悟りの書がなくても賢者になれるとは考えもしませんでした。
だから2周目をプレイした時は魔法使いを外して遊び人を入れて
ダーマ神殿で僧侶と遊び人を転職させて
最終的には賢者が二人いる頼もしいパーティー構成になりました。
すぎやまこういちさん作曲のハイクオリティな名曲の数々
名曲揃いのドラゴンクストシリーズですが不死鳥ラーミアのBGMである
「おおぞらをとぶ」はまさに名曲、いや神曲と言っていいでしょう!
おそらくドラクエシリーズで1,2を争う程のBGMではないでしょうか?
とても感動的な素晴らしい曲です。
ストーリーは魔王バラモスを倒すことを目的に冒険を進めていきますが
バラモスを倒した後に、真の黒幕でもある大魔王ゾーマの存在が明らかになる
という流れに当時はかなり驚きました。
今でこそ裏ボスが出てくる手法はよくありますが、当時はバラモスを倒して
これでエンディングだと思ってたら大魔王ゾーマの登場ですからね。
この演出には「マジか!すげえ!」っと大変感心させられました。
また、ゾーマの城のある地下世界は常に闇に包まれており
まさかそこがドラゴンクエスト1(DQ1)のアレフガルドだという事が分かった時は
鳥肌が立ちましたね。フィールドのBGMがDQ1の「広野を行く」だったので
まさかとは思いましたが...
この演出にもいい意味で「やられた・・・」と感動したものです。
エンディングで前作まで伝説として語られていたロトの正体が明らかになる!
そうか...そういう事だったのか...
そして伝説ははじまった。
今でこそこのロト三部作はロールプレイングゲーム(RPG)好きなら
誰もが知っている物語だが当時は一切前作との繋がりがあるという情報もなく
また、マップも前作までと異なり新しい世界の物語だと思っていた。
しかし、バラモスを倒して前作との繋がりが垣間見えて、すべてが明らかになる
ラストのエンディングを見た時の感動は凄まじいものだったのを今でも覚えています
(ドラクエⅢ半端ないって!)
最後に
調整されたゲームバランスや前作までの繋がりを後半で明らかにする演出、
素晴らしいBGM等からドラクエシリーズでも最高傑作と言われる程の良作で
極めて完成度の高い作品です。
もちろん他のナンバリングタイトルのドラクエも好きですが
ドラゴンクエストⅢは私の中でドラクエシリーズで1,2を争う程の
RPGだと思っています。