PCエンジン(PCE) CD-ROM²の姐さんはベルトスクロールアクションとしてはちょっと・・・
レディース(暴走族)の抗争を描いたインパクトの強さはあるけどゲームシステム的に名作ではなく迷作だと思う
ゲームの主な流れ
最初は主人公の愛とそのマブダチ二人から選ぶ事が出来て
基本的に愛はパンチが早いので他の二人と比べると使いやすいキャラで
さすが主人公といったところだろうか。
ステージは前半と後半の2部に分かれていて前半の最後に
副長、後半の最後に総長がボスとして登場する。
アイドルを目指すも上手くいかずグレてしまったボス(副長)もいる。なんかセーラームーンみたいなキャラ
倒したボスはマブダチとなり、後にプレイヤーキャラとして操作できるようになる。
ただし、通信販売で買ったアイテム次第でマブダチにならない場合もああります。
私の経験上、暴力団関係のグッズはマブダチが増えなかった気がします。
通信販売でアイテムを購入してステータスを強化したり部屋の内装を変えたりできます。
そして、自室で眠ると変なグラフィックをバックに謎のポエムらしきものが
フルボイスで聞こえてきます。
これは入れる必要があったのか今でも謎です。
残念ながらアクションゲームとしての質が低い
まず爽快感がほとんどなく、武器もありません。
ジャンプ攻撃の威力が強すぎる為にジャンプ攻撃だけでクリアができます。
与えるダメージが大きくてボス戦も盛り上がらないまま終わってしまう。
(え?もう倒したの?)ってぐらいあっさり終わります...
4つのステージをクリアするとラスボスのいるステージが登場します
ラスボスも弱すぎる...
最後は愛の姉と再会して真の敵はまだ存在しており
「ここから伝説がはじまる」みたいな終わりかただったので
まだゲームが続くんだろうなと思っていたら・・・
は?結婚式!?
QB「わけがわからないよ」というぐらいのオチでしたね。
仲間に祝福されてハッピーエンドって言えばそうなんだけど...
もう何も言えない・・・
まとめ
あえて辛口なレビュー(感想)をまとめますと
同じベルトスクロールアクションゲームでもファイナルファイトと比較したら
ファイナルファイトに失礼なぐらい酷いゲームだと思いました。
人によってはクソゲー(糞ゲー)だと思われても仕方のない作品です。
私は当時このゲームも無理やり面白いゲームなんだと言い聞かせて
プレイしていました...
しかし評価できる点もあります。
それはやはりレディースというインパクト(個性の強さ)や
かなり気合の入ったBGMですね。このゲームはBGMにかなり助けられていると
言っても過言ではないでしょう。
葉山宏治氏のBGMでロックンロール調の曲がメインですが
BGMのなかに「なめとんのかコラァ!」「ちと金貸してくんねーかな?」
「ラリパッパラリパッパ」「カモンカモンカモン♪」等のボイス入りの
独特の世界観を表現したBGMは一度は聞いてみて損はないと思います。