バイオハザード6は良作なのか?それとも駄作(クソゲー)なのか?
ストーリーの長さはシリーズ中もっともボリュームのある作品
レオン、クリス、ジェイクの3人の主人公の物語です。
(正確にはエイダ編もあります)
レオン編ではゾンビが出現する事で久々のホラー要素復活か?っと思いましたが
残念ながらホラー要素があるのはレオン編の序盤から中盤ぐらいまでで
クリス編とジェイク編にいたっては皆無と言っていいでしょう。
3人の主人公にはそれぞれパートナーがつきます。
レオンにはヘレナ、クリスにはピアーズ、ジェイクにはバイオハザード2で登場した
シェリー。
さらに、レオン編、クリス編、ジェイク編をクリアするとエイダ編が出現します。
バイオハザード6はスキルシステムが導入された
今作ではスキルシステムが採用されてスキルを身に着ける事によって
攻撃力をアップしたり防御力をアップしたりできます。
(無限弾化も可能)
ただ、一度に装備できるスキルは3つまでで個人的には5つぐらい
装備できるようにしてほしかったです。
スキルポイントは敵を倒したり箱から入手したりする事ができますが
全てのスキルを開放する為には周回プレイが必要になってきます。
そしてメインメニューでスキルポイントを使ってスキルの購入や強化をしていく
訳ですが、私はこのスキルシステムがあまり評価できません。
武器の購入や強化システムの方が楽しかったからです。
バイオハザード6では武器の購入や強化がなくなりました。
操作性の変更について
バイオハザードシリーズではお馴染みのラジコン操作から
全く違う操作方法となり、スティックを倒した方向にキャラクターが移動する
直感的な操作に変わりましたが。ただ、バイオハザード6がシリーズ初の人にとっては
割と好評でしたがバイオハザードシリーズ経験者(過去作からプレイしてきた)
からは若干とまどいの声がありました。
私も過去作のラジコン操作に慣れていたのでこの直感的な操作に最初慣れず
よく3D酔いが起こりました。
最近のゲームではこの直感的な操作が多いので慣れてしまえば
どうって事はないのですが...慣れるまでが大変でした。
ステータスやメニュー画面でちょっと不満点がある
ステータスやメニュー画面表示中にゲーム内の時間が止まらないのですが
オンライン協力プレイを考えてのこの仕様だと思っています。
ただ、オフライン(一人プレイ)でもオプション設定等はリアルタイム進行なので
操作設定等をする場合、まず敵のいないのところで・・・という事になる。
また、各主人公によってPDAのデザインが変わる事も残念な点である。
演出面としては良いのですがインタフェースまで変わってしまい
非常に操作しにくいのでこれはやめてもらいたかったです。
各シナリオともそれほど悪くない
まずレオン編についてですがやっぱりレオンと言えばエイダとの
関係でしょうね。バイオハザード2で初登場してからバイオハザード4で再登場
しましたからね。そして次にクリス編ですが最大の見どころは
クリス編のラストでしょうね。ピアーズの最大の見せ場でこのシーンは感動しました。
ジェイク編ではシェイクとシェリーの関係ですね。
ウェスカーの息子であるジェイクと
是非再登場してもらいたいです。
(子供の頃のシェリーはバイオハザード RE2で再登場しました)
ただ各チャプターのシナリオが長い為、クリアするのに1時間以上かかる
チャプターもあるので前作バイオハザード5と比べると
少しテンポが悪いのが気になります。
またしてもQTE
バイオハザード4から導入されたQTEだがバイオハザード6でも多用されている。
ムービーシーンをじっくり見たい派の私ですがバイオハザード4やバイオハザード5は
まだ許容できるレベルでした。しかし、バイオハザード6に関しては
尋常じゃないぐらいQTEが多すぎるのでこれが最大の不満点だったと言えます。
レオン編を例に出すとすればドアを開けるのにQTE!車のダッシュボードを
はっきり言ってやりすぎである。
私はプレイステーション4版(PS4)のバイオハザード6を持っていますが
(何も操作しなくてもQTEが成功となる)
のおかげでかなり楽になったそうです。しかし一部のQTEは
「オートアクションボタン」が無効になるシーンがあります。
それでもプレイステーション3版(PS3)に比べたらかなり改善されているようですから
また、ムービ中のQTEは失敗すれば即死でゲームオーバー。慣れるまで何度も
リトライされたプレイヤーが多かったからこそ圧倒的にQTEは不評だったのでしょう。
当初は劣悪なカメラワークだった!?
プレステ4版(PS4)では正直そこまで「カメラワーク悪いかな?」っと思いましたが
プレステ3版(PS3)のアップデートが入る前のバージョンは相当酷かったそうです。
例を挙げると画面の半分がキャラクターで埋まっているという有様でした。
(PS4版は改善されています)
まとめ
バイオハザードシリーズでも人気のあるキャラクター達(クリス、レオン、エイダ等)
が登場するという事で当時はかなり注目され期待が高かったが
リリースされた直後から上記のようなQTEの問題やカメラワークの悪さ等で
バイオハザードシリーズファンから一気に評価を落とした作品と言えます。
また、原点回帰というコンセプトで製作されたはずだったが
ホラー要素があるのはレオン編の中盤あたりまでで
クリス編やジェイク編ではもう見る影もありません。
特にクリス編ではジュアヴォという武装兵ばかりで銃撃戦をやっていると
「もうバイオハザードじゃないな」
演出面はすごいけどゲームとしてはどうなの?という感想です。
最後に
ここまで辛口なレビューをしてきましたが決して駄作(クソゲー)
という訳ではありません。
バイオハザードシリーズのファンとしては納得できない出来ですが
直感的な操作の採用やオンライン協力プレイ(coop)は評価できます。
特にオンライン協力プレイ(coop)は他のプレイヤーと共闘できるので
その点は楽しいです。
バイオハザード6を未プレイの方には断然プレイステーション4版(PS4)を
おすすめします。