ファイナルファンタジー6(FF6)は特にシナリオとグラフィックを重視した名作である。
スーパーファミコン版(SFC)のファイナルファンタジーⅥ(FFⅥ)についてレビューします。
取説 パッケージ裏面より
魔大戦。すべてを焼きつくした、その戦いが終わった時、
世界から「魔法」という力が消え去った。
そして1000年・・・。鉄、火薬、蒸気機関。人々は機械の力を使い、
世界をよみがえらせた。
今またここに、伝説となった「魔法」の力を復活させ機械との合体による
「魔導」の力で世界を支配しようとする者がいる・・・。
まずストーリーについてですが世界を侵略しようとするガストラ帝国と
それに抵抗する主人公達(リターナーの組織)(レジスタンス)の対立は
非常に分かりやすく世界崩壊後(後半)の選出等のインパクトが非常に強くて
ファイナルファンタジー6はシリーズ上、絶対外せないナンバリングタイトルだと
思っています。
登場人物について
特にティナはガストラ帝国に操られていて生まれながらにして
魔導の力を持つ(魔法が使える)少女。フィールドで流れるティナのテーマ
(BGM)はあまりにも有名です。
この曲を聴くと涙が...
準主人公とも言えるトレジャーハンターのロック。
彼は恋人のレイチェルを帝国に殺されたのがきっかけで
リターナーに加わった。
また、ストーリー後半の主人公とも言えるセリスは
ガストラ帝国の女将軍で人工的に生み出された魔導戦士でもある。
他にもエドガー、マッシュ、カイエン、セッツァー、シャドウ等
魅力あふれるキャラクターばかりです。
スクウェアのグラフィック技術がすごく評価されていた頃の作品の一つであり
ファイナルファンタジー(FF5)までよりキャラサイズが大きくなっており
感情表現のパターン等も大幅に増えたことによりキャラクターの心情がさらに
分かりやすくなりました。
また移動手段である飛空艇やチョコボに乗った時、3Dで立体的操作ができるなど
前作からのグラフィックの進化が見られます。
進化したグラフィックが注目されがちだがBGMと演出も素晴らしい!
ドラゴンクエストがすぎやまこういちさんならファイナルファンタジーは
植松 伸夫さん!ゲームBGMを語る上で絶対に外せない人達だ!
上記画像のこのシーンはプレイしたユーザーならおそらく誰しもが
心に残る名シーンの一つだと思ってます。
世界が崩壊して絶望感しかない状態から希望に変わる瞬間でもある!
セッツァーのこの名セリフ「また夢を見させてもらうぜ」
そしてBGM「仲間を求めて」が流れる...
私はこの瞬間、感動のあまり鳥肌が立ち涙が出ました。
演出面も神がかかっているこのシーンは決して忘れることはないでしょう。
そしてしばらく「仲間を求めて」のBGMを聴いていました。
名曲、いや神曲と言っても過言ではないでしょう。
まとめ
壮大なシナリオにグラフィックの進化、演出面のグレードアップに
名曲揃いのBGMとどれを見てもスーファミ(SFC)作品で最高傑作RPGと
言われている非常に評価の高い名作中の名作です。
そして難易度も決して高くなく遊びやすいゲームバランスです。
最後に
FF6はスーパーファミコンで発売された最後のファイナルファンタジーで
ファイナルファンタジー7(FF7)から初代プレイステーション(PS1)に
移行しました。
ただ、人によってはファイナルファンタジーⅦ(FFⅦ)以降は
「これはもうファイナルファンタジーじゃないという」意見もあります。
私の場合はFF7やFF9、そしてプレイステーション2(PS2)から発売されたFF10は
特にお気に入りですが最近のファイナルファンタジーの出来には
正直がっかりしています。
特にファイナルファンタジー15(FF15)...
今一度FF6のような涙を流す程素晴らしかった
感動できる作品を是非作ってもらいたいと願うばかりです。
それだけこのファイナルファンタジーⅥ(FFⅥ)はおすすめできる
ロールプレイングゲーム(RPG)です。
現在はニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに収録されています。