スーパーファミコン(SFC)の初代熱血硬派くにおくんはバグが多いけどゲームそのものは良作である
修学旅行で大阪にやってきたくにおたち熱血高校の学生。
最近大阪から引っ越してきたよしひろ(上記画像の左側の背の高いキャラ)に
街を案内してもらう仲間たちと別れて宿泊予定のホテルに向かうくにおだったが・・・
さくらみやのモンやな!かんねん せえや!
地元の不良に絡まられるくにおだったが逆にボコボコにしてしまうくにお。
そしてなぜ襲われたのか分からないままホテルで休んでいると今度は・・・
ひろしが ちか ちゅうしゃじょうでヤンキーに おそわれてる!
またかよ!?ひろしってよく絡まれるから実はよっぽど性格が悪いのではないか?
という推測は置いといてとにかく地下駐車場でひろしがヤンキーに襲われているから
早速くにおが地下駐車場へ行ってみると・・・
ボコられるひろし!
さてここからこのゲームの特徴について書いていきますが
まず、初代熱血硬派くにおくんはアクションRPGでダウンタウン熱血物語と
似ているのか?というと少し毛色が違います。ダウンタウン熱血物語は
敵を倒してお金を貯めてアイテムを買う事でパワーアップしましたが
本作はレベル制度が設けられて、ファイナルファイト系のアクションに
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのようなRPG要素を加えた作品です。
通常のRPGと同じように敵を倒すと経験値が入りレベルアップしていきます。
二人同時プレイも可能で2P側はりきを操作できます。
りきの花園高校もなぜか大阪に修学旅行にきているという設定でしたw
さてくにおやりきの技ですが、これまでの作品では店でアイテムを購入することで
技を習得(マッハパンチ等)できましたが本作はある一定のレベルに達する事で
色々な技を覚えていきます(決めパンチ、決めキック、飛び蹴り、襟掴み投げ
溜めパンチ、マッハパンチ、ジャーマンスープレックス等)
大阪らしさ?がいい意味ででている作品
大阪が舞台ということでウメチカ(梅田地下街)、心斎橋、難波、えびすちょう
甲子園(兵庫県)等のエリアでとある抗争に巻き込まれていくくにおたち。
最近のゲームで龍が如くシリーズが有名ですが
初代熱血硬派くにおくんも大阪を歩いているとヤンキーに絡まれます。
ただ、ヤンキーだけでなくサラリーマンやおばちゃんやおじちゃんも容赦なく
ケンカを吹っかけてくるのがこのゲームのすごいところです。
甲子園にいけば阪神ファンがたくさんいてもちろんくにおにケンカを売ってきますw
甲子園のBGMも「六甲おろし」のアレンジが流れるので雰囲気は抜群です。
ちなみに梅田あたりはサラリーマンや学生が多いが南(難波やえびすちょう)
にいくほど特攻服の暴走族や北斗の拳にでてきたモヒカンのような危ないキャラが
登場してきてレベルを上げて戦わないと結構強いです。
その中でも阪神ファンの「なかにし」や「いのまた」「のだ」等は要注意です。
レベルが低いと瞬殺される可能性が非常に高いです。
昼夜の概念がある
夜は昼に比べて酔っ払いが多いのでエンカウント率が高くなります。また
昼よりも少し強い敵が登場します。
本作にはお金は存在しないがプリペイドカードでアイテムを購入できます。
自販機等でアイテムを購入するのにプリペイドカードが必要になります。
さて、そのアイテムには大阪の人なら知っているだろうというものばかりだそうで
「ひやしあめ」「すこんぶ」「ウィスパー」等のアイテムで体力や気力を
回復できます。
セーブはホテルにいるこうじに話かければOK
こうじに話しかけると「バッチリおぼえておくぜ!」というセリフがでたら
セーブ完了です。
問題点
バグがちょっと多いのが気になりました。
場合によってはフリーズして進めなくなるという危険なバグもありました。
特に下水道のエリアは要注意ですね。このエリアに行く前には必ずセーブして
おいた方が無難です。
最後に
バグこそ多いですがゲームそのものは面白く
ストーリー後半はシリアスな展開になっていきます。
少しネタバレになりますが難波部隊をくにお一人で戦ったり
通天閣で大暴れする熱い展開も用意されています。
基本的に私はこのゲームを良作ゲームだと思っています。
くにおくんシリーズでも特におすすめのゲームですね。