初代プレイステーション(PS1)のトワイライトシンドロームは体感するホラーアドベンチャーゲームとして良作です
前編の「探索編」そして後編の「究明編」の二部作構成で2本合わせて全10話のエピソード
女子高生3人組の心霊スポット巡りのホラーアドベンチャーゲームです。
主な登場人物について
長谷川ユカリ
雛城高校に通う二年生で一見クールで現実主義者だが感受性が強く
繊細で怖がりなところがある。
逸島チサト
雛城高校に通う二年生でカラオケにも行った事のない古風な女子高生で
霊感が強い。
岸井ミカ
雛城高校に通う一年生で常に最新の流行を追いかける女子高生で
何かとトラブルメーカーな存在である。。
アラマタ
オカルト業界では名が知れた作家でミカと知り合いでポケベルで連絡を
取り合っている。
主人公の3人は普通の女子高生なので怪異を払う事等はできません
恐怖を感じるような場面に遭遇するとフライトレベルが上がり、それが一定値に
達すると気絶したり死亡したりするので注意が必要です。
各シナリオにおいて全ての謎を解いて事件を解決するとグッドエンドで「大吉」。
一応解決したが謎が残るノーマルエンドの「中吉」。
事件が解決せず悲惨な結末を迎えるバッドエンドの「凶」の三種類あります。
中吉以上だと次のシナリオが解禁されます。
また全てのシナリオで大吉をとると隠しシナリオを遊べるようになります。
ただし、この隠しシナリオは後味が非常に悪く賛否両論になったシナリオです。
鏡に少女の姿が!!ひえええ!!
探索編では主に怪談系のホラー話が多いです。
ただ後半の究明編ではノスタルジックな雰囲気になっていきます。
特に第十の噂ではその意味がよく分かるはずだと思います。
また、いじめなどの社会問題等も含まれており
少し考えさせられるシナリオもあります。
ホラーゲームとしては良作ですが、問題点もいくつかあります。
シナリオ1本のクリア時間のおおよその目安が約1時間で、クリアするまで
その間は一切セーブができません。さらに、究明編のシナリオでは2時間以上
かかるシナリオもあります。
さらに、クリア後の評価が「凶」の場合、次のシナリオが解禁されず
また再プレイをしなければならないのでこのあたりがテンポの悪さに
つながっていると言えるでしょう。
まとめ
確かに途中でセーブができないといったゲームシステム面での粗さはややありますが
身近な恐怖を題材としたホラーアドベンチャーゲームとして良作だと思っています。
私は探索編の怪談系ホラーはもちろん楽しめた上で究明編のノスタルジックな
雰囲気が特にお気に入りです。